【講演会】2005年9月18日(日)戦争の加害と抵抗
2005-09-06


友人より、講演会の案内です。
貴重な証言を聞く機会になります。

当時の時代状況で「反戦」を訴えることの厳しさを思うとき、
今のように恵まれた状況で「傍観者」でいたならば、
つまりは反戦・平和の意思表示をしなければ、
民主主義も平和主義も戦後60年も、その意味を失うといっていいでしょう。
民主主義も平和も、そして日本国憲法も与えられたものでは決してなく、
戦前に闘ってきた執筆家、活動家、記者、名もなき市民が、凄まじい弾圧の中から勝ち得たものではないだろうか。

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きたる9月18日は、1931年に日本が中国を侵略していく発端と
なった柳条湖事件の起きた日です。中国東北部の奉天(瀋陽)近郊
の柳条湖で鉄道を自ら爆破、これを中国側のしわざとでっちあげ、
侵略を開始しました。この愚行を忘れず胸に刻み、いまの時代と向
き合っていくための講演会を企画しました。

「兄弟たち、君らの真の敵はここにはいない」 ――
 かつて日中戦争のさなか、中国の最前線で日本軍に向かって
反戦を呼びかけた日本人たちの一群がありました。

 「売国奴」、「国賊」などと罵られながらも、どうして彼らが反戦運動
に立ち上がっていったのか。日本軍の銃弾に身をさらし、多くの犠牲
者を出しながら、どうして反戦の呼びかけをやめなかったのか。日本
人反戦同盟のたたかいは、これからの極北の時代にこそ輝きを増す
でしょう。今回は、反戦同盟を立ち上げた一人、前田光繁さん(89歳)
の体験を聞きます。

 また、この国には、敗戦後に戦犯として中国に抑留されるなかで
自らの加害行為を被害者の立場にたって認め、帰国後は反戦平和・
日中友好の活動に半世紀を捧げてきた元兵士たちの一群がいます。
中国帰還者連絡会の坂倉清さん(85歳)から、戦場での体験と、戦犯
管理所での生活を語ってもらいます。

 なお、この集会は、扶桑社の歴史教科書を採択した杉並区で開催
することといたしました。

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 戦後六〇周年 9・18記念講演会

         戦 争 の 加 害 と 抵 抗 

 ― かつて最前線で反戦を呼びかけた日本人たちがいた ―


日時:9月18日(日)13:00開場・13:30開会
場所:杉並区・高井戸区民センター
地図:[URL]
参加費:500円

【内容】
 証言:前田光繁(元日本人反戦同盟員)
 解説:姫田光義(中央大学教授)
 証言:坂倉清(元BC級戦犯)
 映像:「戦犯管理所・再訪」

主催:撫順の奇蹟を受け継ぐ会 [URL]
共催:日中友好元軍人の会
   不戦兵士・市民の会
   関東日中平和友好会

※この件に関するお問い合わせはtyuukiren@yahoo.co.jp まで
[催し・市民活動]

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